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弘前在住のスノーボーダー、佐藤慶弘さんが国際大会予選2位 初出場で快挙

滑走する佐藤慶弘さん(写真提供=古屋良輔)

滑走する佐藤慶弘さん(写真提供=古屋良輔)

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 弘前在住のスノーボーダー・佐藤慶弘さんが安比高原スキー場(岩手県八幡平市)で行われたフリーライドスキー・スノーボード国際大会スノーボード部門で2位の成績を収めた。

表彰台に立つ佐藤慶弘さん

 佐藤さんが出場した大会は、「Freeride World Tour」(以下、FWT)の予選シリーズFWQ。FWTとは1996(平成8)年にスイスで初めて行われ、現在では世界最大のフリーライドのツアー大会となる。ヨーロッパや北米、アジアなどで開催され、2018(平成30)年には5600人以上の選手が出場した。各地で開催されるFWQに出場し、通算獲得ポイントでFWTに出場できるという。

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 フリーライドスキー・スノーボードは、決められたスタートからゴールまでを自由に滑走し、スピードではなく、テクニックやスタイルを競う。地形を生かした滑りやスピード、ジャンプやトリックといった5つの項目が審査基準となる。新しいスノースポーツとして世界から注目を集めており、大会の開催は東北では今回が初めて。

 佐藤さんは群馬出身で、結婚を機に弘前へ移住。アウトドアツアーや自然に触れるスポーツを企画する「GOOD ADVENTURE」を立ち上げ、岩木山を中心にバックカントリーツアーの受け入れやトレッキングや登山ガイドなどを行う。

 「青森には、岩木山や八甲田といったスキー、スノーボードに適した恵まれた自然環境があり、県外や国外からも訪れる愛好家がいる。フリーライドやバックカントリーなどのスノースポーツの楽しさを、青森の人たちにもっと知ってもらいたいという思いで挑戦した」と佐藤さん。

 大会初出場の佐藤さんにとって、スタート地点での緊張感は初めてのことだったという。「岩木山の方が傾斜はあり、普段通りの実力を出せば結果は出せると自身に言い聞かせていた。前の選手たちが次々転倒する様子を見てプレッシャーとなったが、最初のジャンプに成功したことが勢いとなり、ミスすることなく最後までやり遂げた」と振り返る。

 「表彰式ではうっかりスノーボード板を持たずに表彰台に立ってしまった」と苦笑いも。今季の大会出場予定はなく、来季の長野・白馬で行われるFWTに出場予定という。「さらなる結果を残し、世界を目指したい」と意欲を見せる。