弘前市が現在、補助金制度「市民参加型まちづくり1%システム」の募集を行っている。
個人市民税1%の相当額を財源に、市民活動を最大50万円まで支援する同制度。2011(平成23)年に始まり、今年で9年目。過去には環境美化や文化活動、町会の祭りなどの助成を行った。
2019年度は71の活動が採択された。元高校教師らが主催した子どもたちに仕事を体験してもらう「おしごと体験広場キッズハローワーク」は、キッズデザイン賞優秀賞消費者担当大臣賞受賞といった県外の評価を受けたほか、久渡寺(弘前市坂元山元)が所蔵する幽霊画を鑑賞するツアーを企画する団体もあった。
対象は原則として弘前市内で行う公共性のある事業で、営利目的や公序良俗に反するものは対象とならない。実施期間によって募集が3回に分けられ、審査には書類と「まちづくり1%システム審査委員会」への公開プレゼンテーションが必要となる。
市民協働課協働推進係の担当者は「市民の皆さんならではのアイデアや思いを形にできる制度。具体的な相談やちょっとした質問などをいつでも窓口で受け付けているので、お気軽にお越しいただければ」と呼び掛ける。