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弘前の中学生が育てたリンゴ、青果市場で競りに

競りを見守る生徒たち

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 弘果弘前中央青果市場(弘前市末広)で11月7日、弘前市立東目屋中学校の生徒たちの育てたリンゴが競りにかけられた。

競りにかけられたリンゴを見る東目屋中学校の生徒たち

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 同中学校では課外授業の一環として学校農園でリンゴを1年間かけて育てている。5月の修学旅行では、自分たちの作ったリンゴを旅行先でPRする活動も行っている。2013(平成25)年には東北地域食育活動コンクール「農林漁業体験分野」で東北農政局長賞を受賞した。

 この日は、東目屋小学校5・6年生の22人と同中学校の生徒53人が青果市場を訪れ、50本の木から収穫したリンゴを出荷。1箱に60~70個のリンゴが入る木箱(約20キロ)を使い、今年はふじ60箱、王林30箱を競りに出した。

 今年は災害がなく穏やかな天候に恵まれたことから出来がよく、最高値は昨年より1,000円高く、1万7,000円で競り落とされた。東目屋中学校2年生でりんご農園指導部部長の西澤稜斗さんは「1年かけて育てたリンゴが高値で売られてうれしい。おいしく食べてほしい」と笑顔を見せる。

 売上金は来年の農園維持や修学旅行の予算に充てられる。

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