弘前中央食品市場(弘前市土手町)内の山田商店が9月20日、大学いもの販売を今年も開始した。
同店の大学いもは揚げたイモに黒砂糖や水あめをかける一般的な作り方とは異なり、白砂糖をまぶす。販売期間は9月から4月の弘前さくらまつりまでとしており、秋から冬にかけて弘前の風物詩として市民に50年以上にわたって愛されている。
店長の山田修次さんは「秋と春のお彼岸のお供え物として買ってくれる人も多く、『亡くなった人がよく食べていたから』と聞かされる。喜んでくれる市民の声にはできる限り応えたい」と話す。
「今年も例年通り」と山田さん。「10月1日から増税するが料金は変えない。8%に増税した時に価格を20円値上げして150円にしたが、苦渋の選択だった。お客さまに申し訳なかった」とも。
価格は100グラム=150円。量り売りにも対応。営業時間は9時~18時15分。木曜定休。