買う

弘前の「嶽きみぷりん」がリニューアル 人気ゲーム作者も反応

粒の食感を生かした嶽きみぷりん

粒の食感を生かした嶽きみぷりん

  • 630

  •  

 弘前の和菓子店「御菓子司 開源堂川嶋」(弘前市品川町、TEL 0172-32-8556)のリニューアルした「嶽(だけ)きみぷりん」が現在、話題を集めている。

店主の川嶋さん

[広告]

 40~50種の和菓子を製造販売し、3代目店主の川嶋将晃さんが営む同和菓子店。川嶋さんは2010(平成22)年からツイッターによる情報発信を積極的に行い、県外のフォロワーが来店することもあるという。

 「嶽きみ」は、標高約450メートルにある嶽地域にできるブランドトウモロコシで、糖度18~20度の甘さが特徴。近年テレビなどで話題を集め、収穫される8月上旬から9月中旬には県内外から買いに求める客が集まる。

 「嶽きみぷりんは10数年前から販売していた」と川嶋さん。「当時はペースト状にした嶽きみを使ったプリンだった。嶽きみの粒を味わう商品のアイデアはあり、リニューアルを考えていたが、試作するにもシーズンが限られるため、なかなか実行に移せていなかった」と振り返る。

 今年の嶽きみが手に入った8月上旬に試作。プリンは2層仕立てで、上層に嶽きみの粒をそのまま使い、嶽きみのジュレで固めた。「粒からは水分が出てしまう。ジュレは止める役割もある」と川嶋さん。下層のプリンにはゼラチンではなく、植物性の寒天を使う。「和菓子店なので」と笑顔を見せる。

 8月19日から販売を開始したところ、想定の約3倍の売れ行きがあり、一度に30個購入したリピーターもいたという。ネットでは「何個でもいけそう」「おいしい」といった反応があったほか、人気ゲーム「桃太郎電鉄」の作者・さくまあきらさんが「いまから、弘前の物件に加えようか。それぐらい美味(おい)しい!」と自身のツイッターでツイートした。

 川嶋さんは「ゲーム名は知っていたがゲームをやらないため、後から友人に『物件』の意味やさくまさんの話を聞き、驚いた。ゲームをやってみます」と話す。

 販売は9月いっぱいを予定。10月以降の販売については未定。「現在のところ、嶽きみのシーズンに合わせて提供したい」と川嶋さん。

 価格は280円(税別)。

弘前経済新聞VOTE

「すじこ納豆」を食べますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース