弘前ねぷたまつりが8月1日、開幕した。
町会や有志などを中心とした団体が扇型のねぷたを中心とした山車(だし)をひいて弘前市中心市街を巡行する、国指定重要無形民俗文化財の同祭。今年は計76団体が参加し、初日は36団体が参加した。
初日と2日目は審査日となり、扇ねぷたに描かれた武者絵と美人画、額絵の芸術性のほか、囃子(はやし)や「ヤーヤドー」の掛け声がそろっていることなどが評価の対象となり、結果は2日に発表される。
巡行ルート上にある交差点では、台座を開いたり、扇ねぷたを回したり上下したりするパフォーマンスが披露され、見物客の歓声と共に、「津軽の夏が始まった」「(祭りの音を聞き)じゃわめぐ(津軽弁で居ても立っても居られない高揚感のこと)」という声が聞かれた。
開催時間は18時30分~22時。8月4日までは土手町を巡行する。5日・6日は駅前巡行。最終日の7日は日巡行のほか、夜から岩木川河川敷で「なぬかびおくり」が行われる。