JR五能線からの夕日が7月20日、ネット上で「エモエモ」と話題を集めている。
青森県の日本海沿いを走り、川部駅(南津軽郡田舎館村)と東能代駅(秋田県能代市)を結ぶ五能線。話題の発端はツイッターアカウント「サルミアッキマン@tajiri0917」さんの投稿で、深浦付近の五能線から見えた夕日を車窓から撮った写真3枚を「帰りの五能線最終、車窓がエモエモすぎる件」と紹介。SNS上では7月23日21時までに、4万4000以上のリツイートと20万近く「いいね」が寄せられた。
サルミアッキマンさんは東京在住の会社員で青森へ一人旅の途中だったという。「旅の目的は梅雨空続きの東京を離れ、青い海を見るため。20日は弘前から五能線を利用して深浦を満喫した。宿泊は弘前だったため19時台の電車に乗り、投稿した写真は移動中に撮影した」と話す。
撮影に使ったカメラはアイフォンで、「ビビット」のフィルターを使ったという。「カメラは持っていたが、急いで撮影したかったため、瞬間的にアイフォンを使った。日没から夜までのわずかな時間で、空の色がこんなに変わったことに驚き、海に空の色が反射しとても幻想的だった。無人の車内の雰囲気が言葉には言い表せないものだったので『エモエモ』と表現した」とサルミアッキマンさん。
投稿写真に対し、SNSでは「五能線沿いは夕陽の王国だ」「こんなきれいな紫色の斜陽があるんですね」「これ、合成ではないのです!!??」といった反応があり、サルミアッキマンさんは「何気ない感想ツイートにここまでの反応があり驚いている」と話す。
「五能線は夕日だけでなく、四季によって景色が変わったり静かなロケーションがあったり、それだけで魅力がたくさんある。ぜひ美しい風景を探してみては」と呼び掛ける。