煮干しラーメンを提供する「にぼshin.青森本部」(青森市浪岡)が4月11日、青森・浪岡のバイパス杉沢交差点にオープンする。
煮干しラーメン「にぼちゅう」が看板商品の札幌発祥のラーメン店。2012年4月11日にオープンした弘前店(弘前市高田)が青森では初の店となり、2015年に「弐代目にぼshin.」(高崎)がオープン。弘前店は今年3月17日に閉店していた。
店長の奈良康佑さんは弘前店でも店長を務め、青森本店について「弘前店は、建物の老朽化で閉店を余儀なくされ、今回の出店に至った」と明かす。
コンビニエンスストアの跡に出店。約30坪の店舗面積を生かし、カウンター席は屋台風に仕上げ、ボックス席はカフェ風にして、2つの空間を分けるようなレイアウトにした。客席数は38席。「トラックや大型バスなども駐車できる広い場所だったことが新たに出店しようという決め手になった」と奈良さん。
ラーメンメニューの「にぼちゅう」(800円)は、7種の煮干しで仕上げた新作。しょうゆ、みそ、塩の中から味を選ぶことができ、「自信作」と奈良さんは笑顔を見せる。旧店舗の「にぼちゅう」は「元にぼちゅう」(780円)として提供する。
ラーメン以外のメニューにも力を入れた。すり下ろした県産リンゴを使った「青森餃子」(5個=180円)や「まずは唐揚げ」(5個=550円、9個=900円)は、平日限定で中華そばとセットの定食を用意し、有料で持ち帰りにも対応する。「にぼまぜそば」(800円)や豚カス丼(280円)や各種ドリンクメニューや甘味も用意する。
弘前店を閉めた後も営業を確認する問い合わせの電話があり、ファンのありがたさを実感しているという。奈良さんは「新天地での挑戦に不安はあるが楽しみの方が大きい。お客さまをお出迎えするスタイルは変わらず、メニューや店内に遊び心をちりばめている。今後も遊び心を増やし、何度も足を運んでいただけるような店作りをしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~15時、17時~22時。