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青森・板柳で「クラフトバー」展 バーとクラフトフェアを融合、地元起業家増を狙う

当日の会場の様子

当日の会場の様子

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 板柳町多目的ホール「あぷる」(北津軽郡板柳町灰沼岩井)で12月16日、展示会「クラフトBAR(バー)」が開催された。

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 カクテルを飲みながらクラフト作品を見てもらおうと企画した同展。初開催で、地元住民らで組織した団体「いたやなぎ地活プランニング」代表の佐藤聖也さんが発案した。佐藤さんは「以前から地元にはレベルの高い手仕事をする一般人が多いと感じていた。作品を披露する機会を作り、一人でも多く起業させることで地域活性化につなげたい」と話す。

 佐藤さんは板柳でバー「聖(ひじり)」(北津軽郡板柳町辻松元)を経営し、当日はバーテンダーとして参加した。「会場をバーのように見立て、カクテル講座やアルコールドリンクの解説なども行なった。バーとクラフトフェアの融合は全国的にも珍しいのでは」と佐藤さん。

 佐藤さんによると、当初の出展予定数は15組だったが、希望者が集まらなかったという。「募集は地元の一般人を最優先で待っていた。締め切りまで粘ったところ、地元出展者が最後になってまとまって届いた。自分なんかでもいいの?といった、自信はないが挑戦したいという60代の出展者もいた」と振り返る。

 主催者発表による当日の来場者数は1000人以上。革細工制作やしめ縄ドリームキャッチャー作りなどのワークショップやクラフト作品を品定めする人たちでにぎわった。佐藤さんは「来場者からは『自分もやってみたい』『知らない作品がたくさんあった』という声や、出店者からは『新しい作品を作る』といったうれしい声もあった」と笑顔を見せる。

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