弘前で9月30日、「中学生プログラマー奏志くんによるプログラミング講座!今日から誰でも使えるスクラッチ」が開催された。
現在13歳で市内の中学校に通う草刈奏志さんによる同講座。参加対象は小・中学生のみで、市内から11人の子どもが集まり、ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」の使い方を学ぶ内容となった。
草刈さんは11歳の時にプログラミングの参考書を読んだことがきっかけとなり、独学でプログラミングの勉強を始めたという。今年2月には八戸で同じく子ども向けの講座を開いており、「プログラミングの楽しさを伝えたく、弘前でもやってみたかった」と話す。
90分の講座の中で始めに草刈さんは青森のパソコン普及率が全国下位であることに触れ、「子どもからプログラムに興味を持つことが大事」と思いを語った。実際のプログラミングでは、猫のイラストに簡単な動きを指示するプログラムを作り、参加した子どもたちで確認し合った。
参加者の中には上級生もいたが、物おじしなかったという草刈さん。「楽しかった。教えることはプログラミングに似ているかもしれない」とし、「将来はプログラマーになりたい。今は自作のパソコンやゲームを作ってみたい」と笑顔を見せた。