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津軽弁動画でバズるYouTuber バイヤー高橋さんってどんな人?

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津軽弁や弘前に関する動画を数多く投稿する、YouTuberのバイヤー高橋さん(26)が、現在人気急上昇中だ。彼のYouTubeチャンネル「バイヤー高橋チャンネル」のチャンネル登録者数は現在9万人を突破。高橋さんが開拓した新しいジャンル「逆翻訳」動画で一気に新規ファンを増やし、登録者数が1万人程だった6月から約3カ月で8万人以上増加している。

バイヤー高橋さんが津軽弁や弘前をテーマにした動画を投稿するのは、彼が弘前大学出身であり、4年間弘前に住んだ経験があるからだ。津軽弁を聞き取り、何と言っているのかを答えるクイズ動画「新テスト『津軽弁ⅡB』が難しすぎた!」や、津軽弁に関するダービーでギャンブルをする「津軽弁わからなかったら必敗!津軽弁ダービー!!」など。斬新で思わず見てみたくなるような津軽弁の動画を多数投稿している。

今回はバイヤー高橋さんに、自身の活動について、弘前での学生時代について、リモート取材をした。

バイヤー高橋さんバイヤー高橋さん

――高橋さんは大学卒業後、一度就職されています。そこからどういった経緯でYouTuberになったのですか?

YouTuberをやるきっかけは大学時代ですね。弘前大学お笑いサークルに所属していて、動画を撮影・編集する機会は多くありました。大学3年の春休みには、当時流行っていたVine(6秒間の動画を制作し、共有できるSNS)を始めて、毎日投稿をしていました。

――動画の編集技術は、大学時代からの積み重ねなのですね。

そうですね。昔からブロック玩具とか工作とかが大好きだったんですけど、動画編集って工作にとても似ています。元の動画に文字のテロップを乗せたり、動画を切り貼りしたり。学生時代からこういうことをしていたので、映像関係の仕事に興味があって。大学卒業後は東京のテレビ番組制作会社に就職しました。

――でも制作会社を辞めてしまいます。

忙しい会社でした。それでも、少ない休みの中でYouTuberをやりたいと思い、休日は一日中動画撮影のために走り回っていました。そんな中で、だんだん「テレビの制作よりYouTubeをやりたいな」という思いがどんどん強くなります。YouTuberは自分が思った通りにできるし、僕も(仕事において)窮屈なことは窮屈だとしっかり思うようになりました。自分は人と関わるのもあまり得意ではなかったので、それもあいまって、いっそ辞めてしまおうと。

――高橋さんの動画は、津軽弁の動画以外にも、「逆翻訳」や「家で巨大化シリーズ」など、さまざまな企画をされていますが、企画はどのように考えているのですか。

週に1回、自分の中で企画会議を設けていて、その日に何のネタをやるか考えるのが今のルーティーンです。津軽弁動画は、弘前に住んでいる友人と一緒につくっているので、オンラインで企画会議をします。企画を考えるのも、その根っこにあるのは、結局大学時代のお笑いサークルなんですよね。当時、毎月ネタライブをやっていたので、ネタを考えるリズムみたいなものがその時にできています。社会人になってもそのリズムは途切れずに、特に動画にすることもないけど何かネタを考えたり。積み重ねなのかなと思います。

動画撮影中の高橋さん動画撮影中の高橋さん

――さまざまな動画を制作する上で、意識していることはありますか。

1番はやはり企画ですね。津軽弁の動画は特に、企画が大事だと思っています。僕は津軽人ではないので、「津軽弁に興味がある、津軽弁のわからない人」という、津軽人じゃない視聴者と同じ目線であることを意識しています。そうなると、やはりクイズが多くなりますね。僕が津軽弁をわからない側なので、津軽弁が分からない方も見やすい動画になっているのかなと。

――弘前での学生時代、印象深かった出来事はありますか。

僕がお笑いサークルの代表だった頃、弘前市から補助金をいただいて、駅前の複合施設「ヒロロ」4階にある2~300人のキャパの「弘前市民文化交流館ホール」でライブができたことは、今でも印象に残っていますね。お笑いサークルでは、自分たちが楽しいだけでなく、学校外にも認めてもらえるような活動をしたいと思っていたので。他にも、テレビ取材されるような地域のイベントに、僕らが司会として呼ばれたこともありました。身内だけでなく社会にも認められたのかなと思い、うれしかったです。サークルではありますが、部活みたいな熱量で活動していました。

前列2番目がバイヤー高橋さん弘前大学在学中に所属したお笑いサークル。前列右から3番目がバイヤー高橋さん

――大学卒業後の今でも、津軽弁動画等、弘前のネタを多く投稿されていますが、高橋さんの思う弘前の好きなところを教えてください。

以前、弘前市内で視聴者から注文された食品を指定された場所まで届けるという企画をやったんですよ(利用客はTwitterで募集)。その時に出会った弘前の方が全部で8~10人くらいいたんですけど、全員いい人でしたね。最初にお客さんとして届けにいった人が、その後車を出してくれて、次のお客さんのところまで送ってくれて。途中、市内の「ポポロ」っていうパン店に行ったんですけど、そこのご主人、店員さんもめちゃくちゃ優しくて、その場ですぐに撮影許可も出してくれて。弘前の人、まじで優しいんだなって思いましたね。

弘前市内で宅配サービスをする高橋さん弘前市内で宅配サービスをする高橋さん 『【無謀】UberEatsない県でUberEats始めました!前編』より

――その動画は私も見させていただいたきました。出てくる人みんな優しい方でしたよね。

弘前は僕にハマる街だなって思います。僕は社交的な方ではないけど、この温度感に弘前は合うなと思っていますね。だから弘前の人と話も弾むし、同じ温度を感じるなって安心もする。

――最後に、弘前市民へメッセージをお願いします。

もっと津軽弁を他の人に知ってもらうため、津軽弁を話せない人として自分にしかできない動画を作っていきたいと思っています。ゆくゆくは僕も津軽弁を習得し、津軽職人密着企画を撮りに行きたいです。さらに深い津軽を発信できればと思っています。

高橋さんは、学生時代から積み重ねてきたネタ作りや動画編集のスキルや、お笑いサークルでの活動で磨かれてきたセンスと、自分のやりたいことに対するストイックさが、動画をつくる原動力になっていた。そのストイックさを目の当たりにして、これから高橋さんはもっと有名に人気者になっていくだろうと感じ、今後の活躍に目が離せません。(記者:秋本聡美)

バイヤー高橋

1994年4月4日生まれ。北海道出身。弘前大学卒。津軽弁や逆翻訳などの動画で人気を集めるYouTuber。YouTubeのチャンネル登録者数は9万人を超える。

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