弘前経済新聞

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弘前の「SHIROFES.」がオンライン開催 過去最多、42カ国からエントリーも

今年はりんご娘の王林さんがメインビジュアルに選ばれた

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 ダンスとパフォーマンスの祭典「SHIROFES.2020」が7月5日、オンラインで開催される。

弘前城天守を背景に行われた昨年のイベントの様子

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 国指定重要文化財の弘前城本丸を舞台に5年前から開催している同イベント。全国12現存天守の一つである弘前城天守を背景に行われるダンスバトルは毎年注目され、リポート動画は世界からも視聴者がいる。今年は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、すべてオンラインとなり、ユーチューブライブを使いリアルタイム配信する。視聴無料。

 今年は全6タイトルのダンスバトルをオンラインで行う。予選大会では過去最多となる42カ国から1200人を超えるエントリーがあり、SNSを使った投票コメントは2万件以上もあったという。主催するひろさき芸術舞踊実行委員会の岩渕伸雄さんは「想像以上の参加者で、『日本に行ったことはないが、SHIROFES.には参加したかった』とお礼を言われることもあった」と話す。

 ダンスバトルのほか、毎年行っている弘前城へのプロジェクションマッピングは事前に撮影した映像を配信する。ゲストダンサーによるパフォーマンスや音楽ライブなども配信する。岩渕さんは「一流のパフォーマンスを自宅で見ることができることは、新しい楽しみなのでは」と話す。

 昨年から始まったeスポーツ大会も開く。昨年に引き続きPlayStation4用ソフト「SAMURAI SPIRITS」のトーナメント大会で、「SAMURAI SPIRITS弘前御前試合」と題し、参加者は場所を問わないリモート開催となる。参加者は7月2日20時まで募集している。

 岩渕さんは「オンラインによって距離に関係なく世界とつながることができた。世界がコロナ禍で苦しんでいる中で自粛ばかりでなく、弘前から新しい可能性を発信することになる。世界でも例の少ないリアルタイム・オンラインバトルが弘前で行われるので、ぜひ見てほしい」と呼び掛ける。

 配信時間は11時~21時。

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