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弘前城本丸で「侍」イベント「サムライスクエア」 eスポーツや古武術演武など

弘前城本丸で開催された昨年の「城フェス」の様子(提供:ひろさき芸術舞踊実行委員会)

弘前城本丸で開催された昨年の「城フェス」の様子(提供:ひろさき芸術舞踊実行委員会)

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 弘前城本丸(青森県弘前市)で6月30日、カルチャーイベント「サムライスクエア」が開催される。

新作「サムライスピリッツ」のゲーム画面

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 弘前ダンス&パフォーマンスフェスティバル「SHIROFES. 2019(城フェス)」内で展開する同イベント。「サムライ」をテーマに、弘前の古武術演武、格闘剣戟(けんげき)対戦ゲームの新作「SAMURAI SPIRITS(サムライスピリッツ)」試遊会やeスポーツ大会を行う。

 今年で4回目となる「城フェス」は、石垣工事によって仮天守台に曳家された弘前城天守を活用し、新しい魅力の創出や発信を行うことが目的。ひろさき芸術舞踊実行委員会の企画によるダンスの世界大会やエクストリームスポーツのアスリートによるパフォーマンスなどをメインに行っている。

 イベント実行委員会スタッフの須藤正之さんは「初開催のサムライスクエアは城下町弘前ならではの『サムライ』をテーマにコンテンツを集めた」と話す。「協力者が協力者を呼び、弘前城天守前という最高のロケーションで行われるeスポーツ大会になるのでは」と期待を寄せる。

 「サムライスピリッツ」は侍や忍者が登場する格闘ゲームで、11年ぶりに新作を6月27日に発売する。「1990年代のゲームセンターで人気を誇った同作は、30~40代には青春のような作品。新作がリリースされることで弘前から何かできないかというアイデアが発端だった」と須藤さん。

 当日は、初心者向けに試遊コーナーを設けるほか、経験者にはトーナメント式で大会を行う。試合はインターネット配信を予定しており、実況は、高田馬場にあるゲームセンター「ミカド」店長のイケダミノロックさん、元ファミ通WaveDVD編集長のルパン小島さん、格闘ゲームの実況や配信を行うコミュニティー「ボタンマッシャーズ」のがまの油さんたちが担当する。

 会場では、武術研究稽古会修武堂による演武を午前午後に2回ずつ行うほか、構えや素振りなどができるワークショップを行う。イタリアの国際展にも展示したという「侍」をテーマに現代アーティストたちがコラボレーションするプロジェクト「侍う-SABURAU-」からレプリカ作品をねぷた用和紙に印刷して展示する。

 須藤さんは「eスポーツという最新技術と弘前を舞台にした伝統文化のコラボを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 開催時間は9時30分~19時。入場無料。

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