弘前公園(弘前市下白銀町)内で今年も、「ハート型」の桜の木の枝が人気を呼んでいる。
2本の桜の木の枝が空にハート型を描くように組み合わさっている場所がある同園。4月22日に始まった「弘前さくらまつり」を訪れる花見客らが昼夜問わず、同所を見つけて写真を撮る姿が増えている。
同園緑地課の海老名雄次さんによると、2015年夏に始めた取り組みで、樹木医が偶然見つけたことがきっかけだったという。隠れスポットとして、現在は形を整えてライトアップも実施。「本日、園内は満開となったが、ハートの木の周辺は現在六分咲き程度。見ごろはこれからなので、場所を探して楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。
ハートの枝にスマートフォンを構えていた市内在住の20代女性は「昨年は母親と来たが今年は彼氏と来た。実際に見るより写真で撮った方がハートの形がよく見える」と話す。ネット上でも「やっとハートの位置を知った」「ハートに見えるとこってどこなの?」「桜のハート探してみます」といった喜びや場所を探す声などがあった。