弘前公園(弘前市白銀町)の外堀の桜が4月22日、満開となった。
4月21日夜に撮影した外堀の桜。ライトアップされた桜がお堀の水面に映る
弘前市が同日11時に発表した開花状況によると、ソメイヨシノは園内と西堀西岸が7分咲き、桜のトンネルが3分咲き。園内と西堀西岸の予想満開日は23日で、桜のトンネルは25日、花筏(はないかだ)の予想日は25日から。本丸のヤエベニシダレは同日開花を確認し、予想満開日は4月27日。
園内の桜は場所によって開花日や満開日が異なる。最初に満開となった外堀は、アスファルトの照り返しや車の往来があるため開花が毎年早くなる。桜のトンネルがある西堀は、岩木山からの風の影響で園内でも気温が低いため、開花は例年遅くなるという。
東京都から初めて弘前を訪れたという20代女性は「園内の桜はこれでも7分咲きだということに驚いた。今までに見たことがないくらいきれいな桜で感動した」と話す。
地元コミュニティーFM局「アップルウェーブ」の気象予報士・長尾純一さんは「今日の最高気温は平年より4度近く高かった。週末は雨の心配が少なく、お花見日和。平年以上の陽気となる」と話す。
さくらまつり本部が18時に発表した同日の人出は約10万人で、16日から始まった「準さくらまつり」期間の累計は28万人。さくらまつりは明日4月23日から始まる。