セレクトショップ「bambooforest(バンブーフォレスト)」(弘前市代官町)が11月18日、青森県産ホタテの貝殻を使うオリジナル商品「ほたてのめがみ ランドリータブレット」の販売を始めた。
同商品は2023年6月、青森県産ホタテの貝殻だけを原料に同ショップが初のオリジナル商品として開発した洗浄パウダー「ほたてのめがみ」に重曹やクエン酸などを加えた1粒2グラムの洗濯洗浄剤。価格は1,518円。
「開発以来、要望が多かった形の商品をようやくリリースすることができた」と話すバンブーフォレストの店主・竹森幹さんは「発売から2年がたち、ホタテの貝殻3.8トンをリサイクルした。青森県内では年間5万トンが破棄されているため、まだ微々たる量だが、目指す循環型社会の実現に少しでも貢献できているのでは」と自信をのぞかせる。
洗浄パウダーの卸先は現在、ロフト10店舗など全国に広がる。初めての挑戦に当初は不安しかなかったと振り返る竹森さんによると、海外からの注文もあり手応えを感じ始めているという。「スプレータイプの商品化にも着手している。青森発のシリーズ商品として定着させていきたい」と話す。