
西弘商店街に3月22日、油そば専門店「元祖家系油そば 佐藤家(さとうや)」(弘前市中野1)がプレオープンした。
油そばを専門で提供する同店。「弘前海老(えび)トマト」(弘前市駅前)と「えびそば金行」(富士見町)と同じグループ店。店長の佐藤祐也さんによると、グループ3店舗目の出店は昨年夏ころから計画はあったが、条件にあった場所が見つからなかったという。
「出店場所は、私が高校時代に通ったことがある喫茶店『ナッシュビル』の跡地だった。その後居酒屋が入居し、当時の雰囲気はほとんどなくなっているが、場所や店の広さなど条件が良く即決だった」と佐藤さん。
店舗面積は9坪、客席数は10席。居抜きで使い、バックバーの棚は荷物棚として活用する。ガラス窓に書かれた「油」は佐藤さんの手書き。一発勝負だったと笑顔を見せる佐藤さん。
メニューは、家系油そば、王道スープ油そば(以上、並盛=890円)。並盛の麺は300グラムで、大盛りは450グラム=990円、W盛りは600グラム=1,090円、特盛りは750グラム=1,190円。チャーシュー増し(290円)、煮卵(120円)、生卵(50円)、野菜増し(120円)などのトッピングのほか、小瓶ビール(500円)、瓶コーラ(250円)などの用意。学割は100円引き。
プレオープン初日には10人以上の行列ができ、佐藤さんによるとすでに3日連続で来店するリピーターもいるという。「油そばを専門にしている店が青森にはまだほとんどないため、珍しいからかもしれない」と驚く佐藤さん。「ボリュームが多いように感じるかもしれないが、年配客でもスルリと食べられると喜ばれている」とも。
グランドオープンは4月11日とし、メニューに特製坦々油そば(990円)、極中華そば(1,000円)を加える。佐藤さんは「西弘といえば学生の飲み屋街。学生を中心に足を運んでもらい、街ににぎわいが生まれるような店にしたい」と意欲を見せる。
営業時間は、11時30分~14時、15時30分~22時。定休日はインスタグラムで告知する。