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弘前に「えびそば金行」、異業種提携で出店実現 雪の中で行列も

看板メニュー「海老味噌拉麺」。レアチャーシューと煮卵をトッピング

看板メニュー「海老味噌拉麺」。レアチャーシューと煮卵をトッピング

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 ラーメン店「えびそば金行(かねゆき)弘前店」(弘前市富士見町、TEL 050-6870-7727)が12月19日、弘高下駅近くにオープンした。

「えびそば金行弘前店」スタッフ

 オマールエビを中心に数種類のエビを使い、豚骨、鶏ガラのスープを合わせたラーメンを提供する同店。創業は2019年10月で、山梨県富士河口湖町に出店。その後、北海道遠軽町や茨城県阿見町、埼玉県春日部市などに出店し、同店で7店舗目となる。

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 代表の吉田孝志さんは広島出身。アメリカ留学経験がある吉田さんは日本食を海外へ発信していきたいという目標を持ち、「オリジナリティーを出せるラーメンで勝負したいと考えた」と話す。「豚骨や煮干しは海外では受け入れられにくく、自分も好きだったエビを使うことにした」とも。

 弘前の開業には、ヒロロ内にあるエステティックサロン「トータルビューティーサロン ミミー」(弘前市駅前)との異業種提携が背景にある。「ミミー」の店主・寺沢俊さんは鯵ヶ沢出身で、弘前高校に下宿しながら通学した。高校卒業後は上京し、実業家となり、今年3月に「ミミー」を出店した。

 吉田さんと寺沢さんの出会いは10月ごろ。11月に開業した「えびそば金行 阿見店」(茨城県)の店主が寺沢さんとの知り合いで紹介されたことがきっかけだった。「フランチャイズ展開をしているわけではなく、地元に根付いて、私の考え方に賛同してくれる人をパートナーとして出店している」と吉田さん。

 寺沢さんは「若者たちが青森に定着できず、県外へ出て行ってしまう現状を少しでも変えたい。ラーメンという若者にも身近な食べ物で、魅力ある仕事として発信できればと、吉田さんに共感し、パートナーとして出店することにした」と話す。

 店舗面積は約15坪、席数は18席。吉田さんと寺沢さん2人が中心となり、12月から突貫でバーだった跡地を改修した。「黒を基調とした店内は、寺沢さんのイメージする色」と吉田さん。寺沢さんは「店舗の建物は下宿施設となっていて、自分自身が下宿していた頃と重なった。もちろん交通量などはチェックしたが、学生が多い場所を選んだ」と話す。

 メニューは「海老味噌拉麺(えびみそらーめん)」(890円)「海老塩拉麺」(890円)「海老蕃茄(とまと)拉麺」(940円)の3種。トッピングに替え玉、煮卵、のり(以上100円)、レアチャーシュー増し(200円)のほか、ご飯(150円)、小瓶ビール(350円)、ソフトドリンク(200円)なども用意する。

 オープン初日は大雪だったにもかかわらず、一時は30人ほどの行列ができたという。吉田さんは「当日の天気を見て、反響があるか不安だった」と振り返る。「行列の先頭に並んでくれた人は、弘前で知り合った飲食店店主。人として接すると人として返してくれる人情味が弘前にはある」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~14時30分、17時~21時。