
弘前・清水森の住宅街に現在、「りんご娘」の元メンバーでタレントの王林さんの雪像が設置されている。
高さ2.5メートル、幅2メートルほどの同雪像。作成した津軽焼伝統工芸士の高野博さんによると、雪像は地域の人たちに喜んでもらおうと、自身のアトリエ「高野陶房」の入り口に2000年ころから作り始めたといい、昨年は雪が少なかったため、1年ぶりの雪像という。
高野さんは「今年は雪かきに追われる大雪で、雪像を作るような気力を持つことが難しかった。1月下旬くらいから作成を始めていたが、雪が雨になる日もあり、作業は難航した」と話す。
モチーフに王林さんを選んだ理由について、高野さんは「当初は別の人物だったが、作っていくうちに弘前なら多くの人が知っている王林さんにすることにした。通行人から別の女優の名前を挙げられたこともあり、もっと似せていきたい」と意気込む。
高野さんによると、雪像は天候次第で、雪が溶けたりふぶいたりすれば表情が変わってしまうため、人物に似せるのが難しく、王林さんの顔はインターネットで検索した写真などを参考にしているが、写真によって表情がさまざまで、顔の凹凸感が分かりにくく難易度が高いという。
高野さんは「王林さんにも来てもらえるような雪像になれば」と話す。