![生リンゴが入ったブランデー「クレイジーデイズ ゴールド・ドリーム・エディション」](https://images.keizai.biz/hirosaki_keizai/headline/1739109054_photo.jpg)
生リンゴ入りブランデー「CRAZY DAYS GOLD DREAMEDITION(クレイジーデイズ ゴールド・ドリーム・エディション)」が2月10日から販売される。
「CRAZY CIDER(クレイジーサイダー)」のブランドでシードルを醸造するコンサルティング会社「タグボート」(平川市新屋町道ノ下)が開発した同ブランデー。同社は2022年からシードルの醸造を始め、2023年にはアップルブランデー「クレイジーデイズ」を開発。同社社長の水口清人さんによると、「ゴールド・ドリーム・エディション」は醸造を始めた当初に決めていたラインアップの一つだったという。
クレイジーデイズは、これまで「WHITE DREAM EDITION(ホワイト・ドリーム・エディション)」とフレンチオークだるで熟成させた「RED DREAM EDITION(レッド・ドリーム・エディション)」をそろえ、ホワイト・ドリーム・エディションは2024年度グッドデザイン賞と、ジャパンフードセレクションのグランプリに選ばれている。
タグボードは「津軽おのえ温泉 福家」(同)の運営を主な事業としていたが、コロナ禍で一変。温泉の利用客が激減し、新規事業として着目したのがシードルだった。福家の隣に醸造所を建て、地元の農家から加工用リンゴを仕入れ、醸造を始めた。「りんご酒事業が青森のリンゴ産業に新しい価値を生み出し、地域の農家と一緒に100年続く事業になれば」と水口さん。
リンゴ入りブランデーの作り方は、成長する前の果実を空瓶の中に入れる。大きくなった果実は枝を切り、アルコール消毒した後、アップルブランデーで漬ける。水口さんによると、フランスでは「ポム・プリゾニエール(閉じ込められたリンゴ)」と呼ばれ、贈答用として購入されており、日本では今まで商品化したケースは少ないという。
水口さんは「特別な日に飲めるようなお酒として、国内だけでなく海外のお客さまにも選んでもらえるようにしたい」と意欲を見せる。
価格は3万3,000円。福家の販売ブースとタグボードのオンラインショップで取り扱う。