自動車の走行音の静粛化を行う「調音施工スタジオ弘前」(弘前市大清水、TEL 0172-26-6783)が1月20日、オープンした。
同店は、車載用オーディオ機器の企画・設計製造・販売会社「BEWITH(ビーウィズ)」(佐賀県)が提唱する静粛化サービス「調音施工」の認定店。北東北3県での認定店開設は初。運営は「THX(サンクス)」(大清水)。
調音施工は、タイヤが収まるホイールハウスやエンジンルームに遮音材を取り付けることで車内の静粛性を高める。サンクス代表の行方英晃さんは「津軽地方は積雪によるアスファルト割れなどから、ロードノイズが比較的大きい道路環境。静粛化サービスの認知度はまだ低いが、潜在的な需要は高いのでは」と話す。「走行ノイズは完全に消すことのできないものだが、調音施工によって遠くで聞こえるような感じに抑えることができる」とも。
ロードノイズの低減を目的に前後4カ所のホイールハウス内に施工する基本プログラム(8万9,100円~12万3,750円)と、基本プログラムに追加してエンジンルーム(EV車の場合はラゲッジルーム)周辺などに施工するオプションプログラムを用意している。施工はインナーフェンダーカバーがホイールハウス全面を覆っている車種に限る。
サンクスはカーコーティングや洗車を行う「KeePer(キーパー)」の認定施工店も営んでいる。行方さんは「洗車をきっかけに調音施工の相談を受けることもある。静粛化サービスを地元から周知していきたい」と話す。
営業時間は9時~18時。水曜定休。