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弘前・土手町に民芸品店「草邑」 中三の元従業員らが出店

店主の草刈静香さん(右)とスタッフ

店主の草刈静香さん(右)とスタッフ

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 民芸品店「草邑(くさむら)」(TEL 0172-22-6847)が12月14日、弘前市土手町にオープンした。

津軽の民芸品が並ぶ店内

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 「中三(なかさん)弘前店」3階で「そばカフェ『道草』」を運営していた草刈静香さんが、中三弘前店の元従業員3人と共に始めた同店。津軽塗や津軽こぎん刺し、津軽びいどろなど約1000点の伝統工芸品を販売する。

 草刈さんは2015(平成27)年11月に民芸品の卸業「草邑」を立ち上げ、中三弘前店でワークショップやイベント出店を行ってきた。2019年の中三弘前店リニューアルの際は、新設した「スリーモール」内に「草邑」として出店。2023年6月には「道草」をオープンさせたが、2024年8月に中三弘前店で突如閉業したことで、閉店を余儀なくされた。

 土手町生まれの草刈さんは土手町にこだわり、土手町での再出店を模索する。カフェ跡地だった同場所を見つけ、「道草」での再開を考えるが予算の都合で断念。「草邑」として出店することにした。隣接する「ミルクハウス・ローザス」の元店舗は壁を壊して一つの店舗にし、事務所として使う。

 草刈さんは「土手町に人が集まるような店にしたい。今後は生鮮品の販売や飲食もできる設備は残してあるため、そば店の復活もできれば」と意欲を見せる。

 12月17日からは買い物代行サービス「御用聞きの草々」を始めた。同店から半径3キロ以内が配達エリアで、スーパーやドラッグストアなど指定可能な3店舗までで買い物を代行する。料金は3回セットで5,500円。「中三弘前店の閉店で買い物に困っている人を聞くので始めたサービス」と草刈さん。

 営業時間は11時~17時30分。木曜定休。

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