青森・深浦にある日本一の大イチョウ「ビッグイエロー」が現在、黄葉の見ごろを迎えている。
「黄金に包まれたような」ビッグイエローの幹から見上げたライトアップ
推定樹齢1000年以上、高さはビル10階に相当するという31メートル、幹回り22メートルの同イチョウ(通称=ビッグイエロー、垂乳根(たらちね)のイチョウ)は、日本にあるイチョウの木の中で1位の大きさといわれ、日本にある全樹種の中で高さは3位、幹の太さは1位とされている。2004年には国指定天然記念物に登録された。
ライトアップは2012年から始まり、深浦町では「ビッグイエロー」と名付け観光誘客を図っている。11月8日から始まったライトアップでは、これまでで最大規模となる48基の照明を設置。
同町観光課の鈴木マグローさんは「ライトアップが明るくなっていると、地元の人たちも喜んでいる。黄葉は現在8割ほどで週末が見ごろと予想している。ライトアップはいつでも見ごろ」と話す。「日本一の大イチョウが落葉し、一面に敷き詰められた黄金のじゅうたんもぜひ見てほしい」と呼び掛ける。
弘前から母親と2人で訪れていたという30代女性は「ビッグイエロー」の幹から見上げたライトアップを「黄金に包まれたような場所」と話し、熱心にカメラを向けていた。
点灯時間は16時30分~20時30分。ライトアップ終了は落葉の状況によるが、11月28日までを予定している。