青森県ヘアアーチスト専門学校(弘前市表町)で4月2日、「2018 一生美容 恋’s COLLECTION」が開催された。
理美容業界の関心を高め、地元で働ける人の増加や同業界の活性化に取り組む「一生美容に恋する会」(東京都世田谷区)が企画した同イベント。現在、全国8エリアで展開し、青森での開催は今年で3回目となる。
同日、40人以上が来場し、中には親子で参加した小学生の姿もあった。イベントは2部構成で、前半はカットやヘアアレンジなどの体験コーナーをメインに、後半は地元で働く美容師3人がトークイベントを行い、現場の声や体験談などを展開したした。
弘前のローカルアイドル「りんご娘」もゲストとして終日参加し、来場者と共に体験イベントを楽しんだり、トークイベントではアイドル活動と美容業界の関係を話したりした。リーダーの王林さんは「美容師は憧れの職業だった。美容学校に進学することも考えたことがあった」と明かす。
弘前の高校に通う2年生の七戸優香さんは「理美容業界で将来働きたいと思っており、現場で働く人の声を聞くことができてよかった。今後の参考になった」と話す。
「一生美容に恋する会」代表理事の河島健さんは「理美容業界では志望者の減少や離職率の多さが課題となっている。青森は他エリアに比べると特に危機感が強く、地元で働く人たちの生の声を聞かせることにより、地元で働けるイメージが湧きやすくなったのでは」と話す。