弘前文化センター(弘前市下白銀町)で3月24日、「第34回弘前城ミス桜コンテスト」決勝審査が行われた。
「弘前さくらまつり」「弘前ねぷたまつり」などの大型イベントを中心に、1年間県内外で弘前市のPR活動を行う女性を選ぶ同コンテスト。ミス桜グランプリ1人、ミス桜2人の計3人を決める。
この日は1次審査を通過した17人が参加。会場では各自1分間のPRタイムと審査員からの質問に応える3分間の時間が与えられ、自慢の歌を披露したり英語や手話でPRしたりしたほか、ステージ上でラジオ体操をするエントリー者もいた。
審査の結果、ミス桜グランプリに選ばれたのは木村桜さん。木村さんは現在24歳で藤崎町在住のフリーランスの舞台女優。自己PRでは自身と桜の関係を明かし、授賞式では涙ぐむ場面も。「今年は弘前さくらまつりが100周年という節目の年で、そんな年にグランプリを受賞できたことは光栄」と笑顔を見せる。
ミス桜の角田愛琳奈さんと小山内鈴奈さん。2人は市内の大学に通う学生で、角田さんは留学経験を生かした通訳ボランティアの活動や津軽三味線の演奏経験があったという。小山内さんは内気な性格を治すため、一度しかない人生と奮い立ち応募。「チャンスを生かして弘前のためにがんばっていきたい」と意欲を見せる。
ミス桜の衣装は今年からリニューアルし、アンダーウェアブランド「ガッツダイナマイトキャバレーズ」(東京都渋谷区)のデザイナー・AKI(長谷川貞昌)さんがデザインしたコスチュームとなる。衣装は4月21日の「弘前さくらまつり」開幕式で初披露する。