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弘前の商業施設「ルネスアベニュー」解体進む 周辺地域の都市計画で

解体工事が進むルネスアベニューPART1

解体工事が進むルネスアベニューPART1

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 中央弘前駅前で現在、商業施設「ルネスアベニュー」の解体工事を行っている。

弘前昇天教会へ向かう坂道は緩衝緑地になり、なくなる予定

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 1980(昭和55)年に「ルネス街」として開業した同施設。当初は中央弘前駅側のPART1のみだったが、1984年には増床して土手町側のPART2も営業を開始する。2004年3月には閉店し、2006年10月には「ルネスアベニュー」として再開。2017年3月をもって一時閉館した。

 周辺にある弘前昇天教会や一戸時計店などの建物に合わせた洋館風の建物が特徴で、チーズケーキ専門店全国チェーンの「チーズケーキファクトリー」や、起業家を育てることを目的とした店舗区画を分割して借りやすいよう支援する「楽市楽座」といったチャレンジショップなどの店舗も入っていた。

 ルネスアベニューの解体は、1963(昭和38)年に決定された都市計画「山道町樋の口線」のルート上に同敷地がかかるため。現在、中央弘前駅前広場の交通結節機能の強化と吉野緑地公園を含めた周辺整備も同時に進んでおり、中央弘前駅は現在の場所から約30メートル大鰐駅側に移動するほか、タクシープールやバス乗降場が作られる予定。

 大鰐線を使い聖愛高校に通っていたという30代女性は「下校時にルネスアベニューのトイレでルーズソックスに履き替えた思い出がある。当時はファッションビルとして憧れのあった場所だった。なくなるのは寂しい」と話す。

 同施設の解体は来春までに完了する予定。

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