青森・鯵ヶ沢の海の駅わんど(鰺ヶ沢町本町)向かいの特設会場で8月11日、東日本大震災の復興と追悼の花火大会「LIGHT UP NIPPON(ライトアップニッポン)2017」が開催される。
ライトアップニッポンは2011年から「東北を、日本を、花火で、元気に」をテーマに毎年8月11日に被災地を中心に10カ所以上の場所で共同開催し、今年は別日での特別開催を含む14都道府県21カ所で行われる。青森の開催は初。
開催にあたっては、弘前出身でLIGHT UP NIPPON実行委員会の山科拓也さんが地元開催への実現に尽力した。山科さんは「岩手、福島、宮城と東北の被災地では開催してきたが、同じ被災地として青森で今まで開催できずにいた。今年はどうしても開催したいと考え、4月から動き始めた。同級生たちとの連鎖的な地元の繋がりの良さや、『地元を少しでも良くしたい』と考える同級生たちとの絆を実感した」と振り返る。
会場内では納涼祭グルメの出店があるほか、伝統行事「白八幡宮大祭」の大祭山車の特別展示や花火終了後には山車夜間運行を実施する。町の無形文化財に指定されている同祭りは、4年に1度行われ、300年以上の歴史があり「津軽の京まつり」とも称される。今年は開催年で、開催日は8月14日~16日。
同日は、500発の花火を打ち上げる。冒頭3分間は坂本龍一さんの編曲・演奏による公式テーマ曲「赤トンボ」に合わせた花火に追悼の祈りを込め、他開催地と一斉に行う。
開催時間は15時~20時30分。花火の打ち上げは19時30分。