弘前のリゾートホテル「星と森のロマントピア」(弘前市水木在家、TEL 0172-84-2288)で10月22日、「宇宙学校」が開催される。主催は宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所。
宇宙への関心を高めようと全国で定期開催している同教室。宇宙科学研究所の研究者の講演のほか、宇宙に関する疑問や質問に直接答えるといった交流できる時間もあるという。1995年から毎年行われており、青森県での開催は今回が初めて。
当日の講師は、川口淳一郎さんと中村正人さんの2人。川口さんは弘前出身の宇宙工学者。小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャーを務め、さまざまな科学衛星ミッションに携わった。中村さんは弘前出身の祖父を持ち、金星探査機「あかつき」の衛星主任を務めた。現在はJAXA宇宙科学研究所教授。
弘前市中央公民館相馬館「長慶閣」(五所野沢)で宇宙学校を開き、宇宙学校後は同ホテルのバーベキューハウスで焼き肉夕食会や天文台で星空観測会を企画。情報を公開した8月31日からすでに問い合わせが何件かあり、「何か分からないことが直接連絡していただければ」と同ホテルにある天文台所長の藤田栄一さん。「2人のお話を一緒に聞けることは、またとない機会。なるべく多くの人に来てほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は14時30分~17時30分。定員は200人。参加無料。