弘前公園(弘前市下白銀町)内で現在、「ハート型」の桜の木の枝が若い女性を中心に静かな人気を呼んでいる。
弘前公園には2本の桜の木の枝が空にハート型を描くように組み合わさっている場所がある。4月23日から開催した弘前さくらまつりに、桜の花が咲き初めた同枝が「桜のハート」になったこともあり、女性を中心に探し当てる花見客が増え始めた。
同園緑地課の海老名雄次さんは「園内にカップルで楽しめる『恋人の聖地』のような隠れスポットがあれば面白いのではないかという話があり、もともとハートのような形をしていた枝を樹木医が見つけ、そこから剪定(せんてい)作業を行って現在の形ができ上がった」と話す。
同園では現在、ハートの桜がある場所の情報を非公開にしているが、近くの切り株にはハートマークの目印を付けたという。海老名さんは「ぜひ自分の足で公園内を歩き回って『ハート』を探して見つけてほしい。さくらまつりが終わってもこのままの形で残す予定。引き続き楽しんでもらえれば」と話す。
友人と2人で同園を訪れていた市内在住の20代女性は「友人がSNSで投稿していた写真を参考に場所を探しに来た。見つけることができてうれしい。自分も投稿して人に自慢したい」と笑顔を見せる。