「あおもり39レタープロジェクト」が3月9日、感謝の手紙を送る企画「サンキューレターの日」を行う。
各エリアで用意する「39レター」にはその地域のゆるキャラなどが描かれる
普段言えない感謝の気持ちを手紙で伝える同プロジェクトは、同事務局の中田純禎さんが当時の黒石郵便局長にアイデアを提案したことがきっかけ。中田さんは「メールで簡単に感謝を伝えることはできるが、手紙を書くことで伝える感謝が大切なのでは」と話す。
同プロジェクトでは3月9日に手紙が届くよう、郵便局の「配達日指定」サービスを利用する。同サービスは基本料金に31円を追加することで配達日を指定することができ、原則として指定日から3日前に投函する必要があるため、3月6日までに手紙を回収したという。
活動を始めたのは2010年。「津軽黒石こみせ駅」(青森県黒石市)内に専用のポストを設置し、毎年行っていたが、昨年から鰐come(南津軽郡大鰐町)が参画。今年は弘前市や青森市、五所川原市など県内9地域に増えた。「それぞれ地域や担当者の特性を生かして手紙を集めていた。例えば弘前は場所を構えていなかったので、イベントや児童館などに出向いて回収した」と中田さん。
3月16日にはヒロロ(弘前市駅前町)3階のヒロロスクエアで、「あおもり39サミット」と題し、今年の活動の報告会を開く。中田さんは「3月9日に全国で『ありがとう』の手紙が飛び交うような日にしたい。開催地をもっと増やせるよう、来年につながるような報告ができれば」と意欲を見せる。入場無料。