「田舎館いちご研究会」(田舎館村枝川)が12月10日、田舎館応援キャラクター・いち姫デザインパッケージのイチゴを初出荷した。
いち姫のイラストパッケージ。イチゴがよく見えるように何度もリライトしたという
同日、弘前中央青果(弘前市末広)で行われた初セリで初披露した同パッケージは、田舎館村とゆかりがあり、戦国時代末期の津軽地方に実在した千徳於市(せんとくおいち)をモチーフにしたキャラクター「いち姫」のイチゴを持つオリジナルイラストが描かれている。地元商品とのコラボはシードルに次ぎ今回が2回目。
同研究会の工藤弘樹さんは「キャラクターとコラボしたパッケージでイチゴを販売するケースは全国的にも聞いたことがない」と話す。いち姫については、「以前から田舎館村で活動していることは知っていた。この企画をいただいた際にすぐに快諾した」と振り返る。
パッケージは、同研究会が出荷する「とちおとめ」「あさか」の2種類の品種に使う。初セリで出荷された約160箱(660パック)のイチゴは、生食用として主に県内のスーパーなどに出回るという。
工藤さんは「当村のイチゴはまだ知名度が低いため、多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。