
弘前エリアで2月23日、積雪量が160センチを記録し、観測史上最深積雪となった。
気象庁青森地方気象台発表による弘前エリアの同日2時との積雪量は160センチ。統計を始めた1982(昭和57)年から昨冬までの観測史上1位だった2013(平成25)年2月25日の153センチを上回った。3時間の積雪量は17センチで全国1位。現在、酸ケ湯を除いて青森県内では積雪が最も深くなっている。
JR奥羽本線は大館~津軽新城駅間で雪害の影響により、同日始発から運転を見合わせ、弘南鉄道も除雪作業のため弘南線・大鰐線を始発より運転を見合わせると発表した。バスなどによる代行輸送は行わない。
弘前の各地で朝から雪かきに追われる人の姿があった。50代男性は「来週には暖かくなる予報があり、雪は落ち着くはず。この雪を耐えれば」と話す。弘前公園を散策していた40代男性は「今日は天気が良く、青い空も見える。あと2カ月もすればサクラが満開になる」と笑顔を見せた。