
弘前公園(弘前市下白銀町)で2月19日、サクラの剪定(せんてい)作業が始まった。
「桜守(さくらもり)」と呼ばれる樹木医が管理する同園のサクラ。52種類2600本が植わる同園のサクラを、今年は40人以上の作業員が3月にかけて剪定する。
同じバラ科の植物であるリンゴの剪定技術が応用されている。「弘前方式」とも呼ばれ、全国各地から視察が訪れるという。2023年から5カ年計画で進めている「令和の剪定」は、サクラの樹高を下げて花をより花見客に近いところに咲かせることが狙いで、今年で3年目となる。
桜守の橋場真紀子さんは「日本一ともいわれる弘前公園のサクラを、香りまで楽しんでもらえるように準備を進めていきたい」と話す。
剪定した枝は3月18日・19日、同公園の追手門前で各日200人に無料配布する。配布は2月28日までに往復はがきによる事前申し込みが必要。申込多数の場合は抽選。