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弘前さくらまつりで1日150万円売り上げる謎のグルメ「黒コンニャク」、今年も話題に

真っ黒に色付けされた謎のグルメ「黒コンニャク」

真っ黒に色付けされた謎のグルメ「黒コンニャク」

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 弘前公園で約40年も売り続けているという謎のグルメ「黒コンニャク」が今年も、花見客から注目されている。

黒コンニャクを売り続けて約40年の工藤勝利さん(77)

 「弘前さくらまつり」の期間限定で売られている黒コンニャク。手のひらサイズほどの四角いコンニャクを真っ黒なたれで漬けこんだご当地グルメだ。販売する工藤勝利さん(77)によると、多い時は1分間に90~110個、1日150万円も売り上げたこともあったと振り返る。

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 製造方法についてさまざまな臆測が飛び交っているが、「まねされてしまうため」とレシピは非公開。ただし作り方は簡単で、「ちょっとしたきっかけで売り始めた」と話す。

 青森県五所川原市出身の工藤さんは商売の世界に魅せられ、弘前市内の酒販店に就職した。黒コンニャクを始めた後も本業として店は続けている。通年販売や販路拡大といった黒コンニャクの多角化の話は何度も持ち掛けられたが、「酒屋だから」と全て断ったという。

 「お客さまはコンニャクではなく、100円を味わいに来ている」と商いの奥深さを語る工藤さん。毎年店を構える場所は、賀田橋から北に向かってすぐの左手。この場所は、お化け屋敷やバイクサーカスなどの露店が出店される四の丸付近と、人気スポットとなる下乗橋や本丸、駐車場の位置関係から80%以上の観光客が通ると分析している。そのため出店場所は誰にも譲らない。

 観光客に周知してもらうため、バスガイドに黒コンニャクを持たせたり、リンゴジュースを振る舞ったりするなど戦略的な展開も。「(お金を)入れろ」と、カウンター上に置かれたかごにお金を入れるように誘導し、「(黒コンニャクを)つかめ」と、取り出した黒コンニャクを手渡す。こんな掛け合いも40年という年月をかけて、効率よく提供していくために確立した販売スタイルだ。

 黒コンニャクは1本100円。弘前さくらまつりは5月6日まで。

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