弘前で厳冬の冷水に漬かる裸参り-外国人の姿も

鬼神社の鳥居の前でたるに入った冷水に次々と入っていくふんどし姿の男衆たち

鬼神社の鳥居の前でたるに入った冷水に次々と入っていくふんどし姿の男衆たち

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 弘前市の鬼神社で2月19日、400年前から続くという伝統行事「鬼沢のハダカ参り」が行われた。

しめ縄を担ぎ、雪の中を歩く裸の男衆たちの列

 毎年旧正月の元旦に地元住民らが社やほこらに裸参りをし、トシナと呼ばれる大しめ縄を奉納して豊作を祈願する。冷水に漬かる儀式「水垢離(みずごり)の儀」は、神仏にお願いする前に心身を清めるために行われ、マイナス1度の厳冬の早朝にふんどし姿の男衆ら約40人が集まった。

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 9時から始まった儀式には地元の子どもや東京から訪れていた見物客など約200人と、30人近くの報道陣でにぎわった。葛西憲之市長も訪れ、「伝統を残すため、気合を見せろ!」とあいさつ。次々と冷水に入っていく男衆を見守った。

 同市で英会話教室を経営するギャレス・バーンズは今年で5年目の挑戦。「やらなければいけないようになっている」と笑う。昨年は猛吹雪の中で行われたが、今年は天候に恵まれ日差しも時折あった。「思ったより今年は寒くない」という声もあったが、冷水に漬かっている間に子どもたちから「い~ち、にぃ、さ~ん…」と数える掛け声もあり、集まった見物客を楽しませていた。

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