4月12日に開幕する「弘前さくらまつり」の準備が進み、露店の出店状況が分かるようになってきた。
ソメイヨシノを中心に52種2600本の桜が咲く弘前公園で行われる「弘前さくらまつり」は、さまざまな露店が並ぶことでも知られる。弘前さくらまつりの前身「観桜会」から続く伝統的な仕組みで、祭りの出店者で組織する「弘前桜まつり協賛会」が仕切る。
4月9日現在の調べでは今年、133店の露店の出店があり、内訳は売店が120店で興行が1店、アイスクリーム販売が12店となる。新規参入者が出店する区画とされてきたピクニック広場横では今年、3年ぶりに弘前市が新規出店を募集し、飲食店4店と雑貨販売1店が出店する。
「弘前桜まつり協賛会」の山崎勝男さんによると、今年は9店の共同経営に変更や名義変更をした露店があり、クラフトビールやスモア(焼きマシュマロ)を販売する店がある。「コロナが明け制限がなくなってから初めての開催となるが、3店以上の休業がある。高齢化や後継者不足といった課題も残り、コロナでやめた店も少なくないが新しい業種も増えている」と話す。「オートバイサーカスの出店は、後継者不足を理由に今年もない」とも。
弘前さくらまつりの会期は4月12日~5月5日。