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弘前で「大和家のおにぎり」教室 88歳のおかみが「考え」と「技」伝える

おにぎり教室を開いた時の工藤としさん

おにぎり教室を開いた時の工藤としさん

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 「大和家女将(おかみ)によるおにぎり教室」が2月25日、玉雲堂ギャラリー(弘前市田町)で開催される。

販売している冷凍おにぎり

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 大和家は1923(大正12)年創業の日本料理店。3代目店主の工藤としさんが1971(昭和46)年から中学校の売店などでおにぎり販売を始め、「おにぎりといえば大和家」と呼ばれるほど津軽地方では人気のおにぎりとなった。現在は店舗を持たず、受注販売や冷凍販売を行っている。

 現在88歳の工藤さんは、19歳で結婚し大和家で働き始め、おにぎりは娘に食べてもらいたいと作り始めたのがきっかけという。学校の購買部でパンをメインに販売していたことに疑問を抱き、おにぎりの販売を始めたという。工藤さんは「この歳まで生き長らえていることは何かをやり残しているという天からの声。私の経験をできる限り伝えていきたい」と話す。

 教室は2部構成で、1部は工藤さんのおにぎりや食に関する講話、2部はおにぎりづくりを体験する。作るおにぎりは3~4個を予定しており、工藤さんが付け合わせとして「けの汁」を用意する。工藤さんは「米の大切さや食育の考え方をこれからの世代に伝えることができたら」と意気込む。

 開催時間は10時~12時30分。参加費は1,500円。申し込みは電話(TEL 0172-32-6884)と「フォームズ」ホームページの専用フォームで受け付ける。

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