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弘前で40年続く居酒屋を受け継ぐ 異業種2人が「もんどりこ」開業

「もんどりこ」の店主・小堀将太郎さん(右)と店長・工藤雅仁さん(左)

「もんどりこ」の店主・小堀将太郎さん(右)と店長・工藤雅仁さん(左)

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 居酒屋「津軽のおかず もんどりこ」(弘前市駅前町、TEL 0172-31-6730)が1月11日、JR弘前駅近くにオープンした。

「もんどりこ」店内

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 約40年間営業し2023年9月に閉店した居酒屋「甚平」跡に出店した同店。店主でまきや野菜などを販売する「Play Make」(川合下川原)社長の小堀将太郎さんが「甚平」の場所を継ぎ、店長の工藤雅仁さんが「甚平」の料理を提供する。

 小堀さんによると、昨年11月に亡くなった甚平の店主・赤石光信さんは生前に「甚平」を継いでくれる人を探していたという。なかなか見つけることができなかったところ、小堀さんの元にも依頼はあったが当初、継承することは難しいと考えていた。

 小堀さんは野菜の育苗などを手がける農家で、新規事業として昨年9月ころから相馬地区でイワナの養魚を始めた。魚の販路として考えていた事業のため、家族で付き合いのあった工藤さんに声をかけたことがきっかけで、同店を継ぐことを決意。工藤さんは「トラック運転手などをやっていたが、いつか自分の店を持ちたいという夢はあった。返事するまで時間をかけて悩んだが、まわりの応援や助けが心強かった」と振り返る。

 料理は赤石さんの息子で「旬の味 喜桜」(土手町)の白戸公規さんから教わった。「喜桜」で提供する料理は「甚平」から受け継いでいるもので、レシピから仕入れ先まで惜しみなく工藤さんは教えてもらったという。「白戸さんは、分からないことがあったら何でも聞いてほしいと助けてくれた。世話好きで老若男女に好かれていた赤石さんの人柄が白戸さんに受け継がれているのかもしれない」と工藤さん。

 店内は改装せず、「甚平」の内装を生かした。店舗面積は約16坪。席数は、カウンター席7席、テーブル席12席、小上がり個室席6席。メニューは、「もんどりセット」(1,700円)と大鰐もやしのこあえ(600円)、ふきにしん(580円)、きのこ南蛮(500円)など津軽の郷土料理を中心に提供する。「イワナの唐揚げ」(500円)は、小堀さんの養魚場で取れるイワナを使う。ドリンクは地酒やカクテルなどのほか、ボトルメニューも用意する。

 店名以外は受け継いだという「もんどりこ」は、「甚平」のスタッフも引き継いだ。工藤さんは「オープンしてまだ日が浅く、探り探りの毎日。店名の『もんどりこ』はねぷた・ねぶたの戻りのことで、『また来てほしい』などの意味を込めた。何度でも来てもらえるような温かい店にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時~22時15分。水曜定休。

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