弘前出身の作曲家・菊池俊輔さんの遺品を展示するコーナーが12月1日、弘前市立観光館(弘前市下白銀町)に設置された。
菊池さんは「ドラえもん」「仮面ライダー」「暴れん坊将軍」などの主題歌や挿入歌、BGMを作曲したことで知られる。2021年4月に89歳で亡くなり、墓は誓願寺(新町)にある。
展示する遺品は作曲に使った愛用のピアノや受賞した表彰盾、「ドラえもんのうた」の直筆楽譜も並べる。
展示場所は観光案内カウンター隣と「食事処追手門」跡・入り口付近の2カ所。同遺品を管理する「弘前レジェンドを語り継ぐ会」が設置場所を探していたところ、観光館を管理運営する弘前市観光コンベンション協会が名乗りを上げたという。
菊池さんと20年以上の交流があったという、同会会長の佐々木健さんは「菊池さんの功績を見てもらいやすい場ができたことはうれしい。来年は東京で菊池さんをテーマにしたコンサートがあり、2026年に開催する青森国体の行進曲に菊池さんの曲が演奏される。多くのみなさまに菊池さんのことを知ってほしい」と話す。
開館時間は9時~18時。