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弘前のバー「スプリング」オープン5周年 コンセプトは「女の子の家」

スプリングのスタッフたち。中央が店主の横山那緒さん

スプリングのスタッフたち。中央が店主の横山那緒さん

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 「ゆる~い気まぐれbar Spring(スプリング)」(弘前市鍛冶町、TEL 050-8884-8070)が7月12日、オープン5周年を迎えた。

スプリングのバーカウンター

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 「女の子の家に遊びに来たようなバー」がコンセプトの同店。店主の横山那緒さんが2018(平成30)年に出店した。横山さんは「多くの縁によって今日まで続けることができた」と話す。

 同店は10数年前に横山さんが壁のしっくいを塗ったことのある店で、横山さんは「思い出の場所で自分が店を出したいと一念発起した」と振り返る。オープン当初は1人で営業し、店の運営に悩んだこともあったという。「店名の通り、気負わずにゆるく営業していたからこそ続けることができたのかもしれない」と笑顔を見せる。

 女性スタッフを雇うようになったのは、コロナ禍がきっかけだった。「『仕事がなくなった』『シフトに入れない」という女性客が訪れるようになり、カフェ営業やテイクアウトをやろうと考え、スカウトしたことが始まり。店で働いてほしいなと思った女の子に声をかけ、今のような営業スタイルになった」と横山さん。

 オープンから5年がたち、横山さんは「お客さまやスタッフの支えがあったからこそ。感謝してもしきれない」と話す。「ガールズバーと勘違いする人が増えたが、気にしていない。女性客が多く、笑顔が絶えない」とも。

 周年記念に合わせて毎年、オリジナルグッズを販売する。イラストを担当するのは青森で活動するイラストレーターSaco(サーコ)さん。横山さんによると、Sacoさんとは10数年来の友人で、毎年周年を記念するイラストを描いているという。「今年描いてくれた黒板アートは、私の好きなものをちりばめてくれた。何も伝えなくても私のことを分かってくれていてうれしい」と横山さん。

 今後の目標について、横山さんは「8月には2店舗目を出店する予定。私というよりは、お客さまとスタッフを含め、周囲の皆さま全員が楽しくなれるような店を今後も続けていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は20時~。

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