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弘前のパブ「ロビンズネスト」が10周年 「あと90年続ける」目標

店主・成田翔一さん(右)とスタッフの藤森一憲さん(左)

店主・成田翔一さん(右)とスタッフの藤森一憲さん(左)

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 JR弘前駅近くにあるパブ「Robbin's Nest(ロビンズネスト)」(弘前市大町、TEL 090-6450-1730)が11月17日、オープン10周年を迎えた。

ロビンズネストの店内

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 「100年続くパブをつくる」と店主・成田翔一さんが始めた同店。アイリッシュパブをイメージした店内はライブ用のステージを備え、外観はアイルランドのナショナルカラーである緑で統一している。

 成田さんは26歳の時にアイルランドを放浪し、パブ文化に感銘を受けて自分の店を出す時はアイリッシュパブと考えたという。日本料理店だった跡地を友人と一緒に改装し、2012(平成24)年に開業した。2階にはレンタルスタジオがある。

 「定休日を設けず、営業を続けてきたことが当店の強み」と成田さん。10年でライブやオープンマイクといったさまざまなイベントを企画した。外国人客が多く、「弘前で一番外国人が集まる店」と評判を呼び、客として来店したのがスタッフの藤森一憲さんだった。藤森さんは「外国人と話をしたいと、訪れたのがきっかけだった」と振り返る。

 藤森さんは2016(平成28)年から働くようになり、成田さんをサポート。アイリッシュティーなどの新メニューを作った。アイルランドに研修を兼ねた旅に行ったこともあり、「アイルランドに行ったのは、成田さんと同じ26歳だった」と藤森さん。

 新型コロナウイルスがまん延すると、2020年4月から12月までは休業を余儀なくされた。成田さんは「9カ月間は充電期間として、2人でカリキュラムを作って英語の勉強や体力作りなどをしていた」と話す。休業中に「弘前ねぷたまつり」の運行も見られるオープンテラスを新設したほか、カウンターテーブルなど内装の色を塗り直した。

 「営業中に気付いたことやお客さまの動きから感じたささいなことから改善点を見つけ、ブラッシュアップしていった」と成田さん。「10年はようやくたどり着いた通過点。弘前に根付いたパブを目指し、100年まであと90年」と笑顔を見せる。「来年にはアイルランドに行きたい」とも。

 営業時間は17時~翌3時。

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