尾上農工団地に6月8日、「パレットショップ弘前林檎(りんご)工房店」(平川市日沼富田)がオープンした。
「食品ロス削減の店」として、訳あり商品、賞味期限の短くなった食品、賞味期限切れ商品を販売する同店。弘前の総合卸「つがる屋」(弘前市末広)が2021年10月に1号店を出店し、2022年4月には青森南店(青森市野木野尻)を出店した。弘前林檎工房店は青森県内3店舗目。
弘前林檎工房は、尾上農工団地の弘前機能性食品開発協同組合の愛称で、地元の農作物を素材に機能性食品を開発する企業5社で構成する。弘前林檎工房店スタッフの渡辺美智子さんは「団地で働く人たちの福利厚生や近隣住民の買い物の手助けにもなればと、当店を開業させた」と話す。
ユニットハウス3基を使ったパレットショップ弘前林檎工房店。店舗面積は12坪。店内では飲料、加工食品、菓子などの商品を定価より30~80%引きで販売する。「今後は当組合のカネショウや高砂食品の商品も取り扱う予定」と渡辺さん。「食品ロスの問題を減らしたいという考えが青森にも広まりつつある。近隣住民の皆さまにもぜひ気軽に活用してほしい」とも。
営業時間は11時~19時。水曜・日曜定休。