クラフトイベント「ハイカラテラス」が5月13日・14日、青森・板柳の「多目的ホールあぷる」(板柳町灰沼岩井)で開催される。
ハイカラテラスは、青龍寺(青森市桑原山崎)で毎年春と秋に開催されるクラフトイベント「時の市」の代替イベントとして行う。「時の市」は「和装を楽しむクラフトイベント」として知られ、出店者は和装し、来場者にも和装での参加を呼びかける。
主催する雑貨店「三ノ月舎(みのつきしゃ)」(青森市柳川)の山口志麻さんによると、青龍寺の境内が工事中のため春の開催を見送ることも考えていたところ、板柳町からの依頼もあり、「あぷる」での開催に至ったという。「あぷるは西洋風の建物で、大正浪漫を感じる。『時の市』という雰囲気ではなかったため、『ハイカラテラス』とイベント名を変更した」と山口さん。
「あぷる」は結婚式や地区の懇親会や勉強会などで使われる。敷地面積は2.3ヘクタール。ハイカラテラスでは入り口ロータリーにも出店ブースを用意し、キッチンカーや棒パンコーナーも設ける。建物内ではホールやホワイエを含め和室や会議室も使う。和室では「こけし」「こぎん刺し」などの和をイメージしたクラフト作家が出店する。
2014(平成26)年から16回開いた「時の市」としては、場所を変えた初の開催となるが、出店数は90店で「時の市」よりも多い。山口さんは「敷地内を広く使うことができただけでなく、弘前や板柳からの初出店も多い。出店数としては過去最大」と話す。
そのほか会場ではフォトスポットを設け、着物や羽織200点以上を500円で販売する。山口さんは「和装とはいうが、コスプレのような感覚で楽しんでほしい。堅苦しくなく気軽にお越しいただければ」と呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。