弘前を中心とした津軽地方で2月21日、まとまった大雪が降り、積雪が100センチを超えた。
青森気象台の発表によると、2月21日は発達した雪雲が停滞し、夕方にかけて大雪となった。16時現在の24時間降雪量は弘前では33センチを記録し、積雪量が106センチとなった。 平川・碇ヶ関では39センチの降雪、青森・酸ヶ湯は今季初めて4メートルの積雪を記録した。
弘前では2月15日から16日かけても大雪を記録し、観測史上2番目に多い12時間降雪量41センチだった。積雪は120センチとなったがその後、快晴に恵まれて19日には73センチまで減っていた。
2月に入り2度目となった「ドカ雪」に対し、弘前市民は朝から雪かきに追われた。朝3時から自宅と会社の雪かきを行った20代男性は「朝食を食べそびれてしまった」と話す。50代女性は「先日の雪はまだ軽かったが、今回の雪は重い」と話す。ネットでは「今回の方が強くしんどい」「一度春を感じさせて再び雪を降らせる。えげつな降り方」などと嘆く声があった。
青森地方気象台は、大雪の峠は越えたが、冬型の気圧配置は22日始めまで続く見込みといい、交通障害やなだれへの注意を呼びかけている。