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カルビーの限定菓子「カリッとりんご」がパッケージ刷新 こぎんデザインに

津軽こぎん刺しのパッケージデザインの「カリッとりんご」

津軽こぎん刺しのパッケージデザインの「カリッとりんご」

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 カルビー(東京都千代田区)の販売している菓子「カリッとりんご ふじ」のパッケージデザインが12月19日、津軽こぎん刺しを取り入れたデザインにリニューアルされた。

リンゴをデザインした津軽こぎん刺し

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 カルビーが2020年12月から販売を始めた「カリッとりんご」は、りんごの皮を残したドライフルーツ商品。青森県産リンゴを使い、ノンフライでカルビーオリジナルの「ネオドライ製法」で作っている。「青森の土産」をコンセプトに現在青森県内にある土産店など一部店舗で販売している。

 津軽こぎん刺しのデザインのアイデアは、今年5月に弘前を訪れた同社商品企画本部の商品担当者が現地の土産店で津軽こぎん刺しを知ったことから。「見た目のかわいさはもちろんのこと、より地域に密接した商品になるのではと、パッケージに取り入れることを考え始めた」と同担当者。

 津軽こぎん刺しは津軽地方に伝わる伝統的な刺し子技法で、「モドコ」と呼ばれる幾何学模様が特徴。「モドコ」をデザインにするため、依頼したのが青森出身で東京在住のkoginデザイナー・山端家昌さんだった。山端さんは「星野リゾート 界 津軽」(青森県南津軽郡)の「津軽こぎんの間」プロデュースなどの活動を行っている。

 「モドコは刺しゅうの模様であるため、デザインとしてどのように落とし込むかがたいへんだった」と同担当者。山端さんから提案されたリンゴと種が見えるリンゴの断面、りんご箱に見立てた3つのデザインを採用し、箱の外面と内面にもあしらった。

 同担当者は「じゃがいも以外の新素材であるフルーツに着目し、リンゴ本来のおいしさを最大限生かしたドライフルーツに挑戦した。津軽こぎん刺しのデザインによって、より旅行の記念や思い出になるような商品となった。ぜひ手に取ってもらえたら」と話す。

 価格は972円。

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