青森・弘前にある岩木山が11月4日、3色に彩られた。
岩木山は標高1625メートルの独立峰。峰の形が左右対称で富士山に似ていることから津軽富士とも呼ばれる。山の3色は季節の現象で、雪の白と紅葉の赤と木々の緑。秋になると見ることができる。
今年の岩木山の初冠雪は10月6日。平年より15日早かったが、初冠雪後の雪は溶けたり積もったりを繰り返し、冠雪が続くことはなかった。11月3日は低気圧の通過に伴い、青森県全域で終日雨となり、岩木山や八甲田の山頂で積雪が観測された。
4日朝、日課の一つとして岩木山を見た70代男性は「錦秋の岩木山が一気に冬の気配を帯びて驚いた。冬の足音を耳にした感じがする。タイヤ交換がまだなので冬支度を本格的に始めなければ」と話す。