弘前公園(弘前市下白銀町)で10月28日、「弘前城菊と紅葉まつり」が開幕した。
1000本のカエデと2600本のサクラが色づく弘前公園で行われる同イベントは、夜間にライトアップもすることから紅葉を楽しむ見物客が昼夜問わず訪れる。メイン会場となる弘前城植物園では、ステージイベントや市民らが作った菊人形や菊の五重塔などのモニュメントを展示する。
今年はステージシンボルとして、横幅30メートルの翼を広げた鳥の神獣をモデルにしたフラワーアート「飛翔花朱雀(ひしょうはなすざく)」を製作。インターナショナルフラワーコンテストで最優秀作品に選ばれた経験がある花景家の阿部喜恵さんが市民らと共に作り上げた。
期間中はプロジェクションマッピングを行う。プロジェクションマッピングを担当したのは市民グループ「ぱやぱやらぼらとりー(ぱやらぼ)」で映像クリエーターの葛西薫さん。葛西さんは「弘前城雪燈籠(どうろう)まつり」の大雪像プロジェクションマッピングも担当している。今回の映像について葛西さんは「映像が横に広がったため、地面まで投影することができた。映像の中まで入って楽しんでほしい」と葛西さん。
10月28日に弘前市が発表した紅葉情報では、サクラは見頃、カエデは色づき始め、イチョウは青葉としている。
ライトアップの点灯時間は16時~21時。プロジェクションマッピングの投影は17時30分~18時45分。弘前城菊と紅葉まつりは11月6日まで。