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弘前で近代建築ツアーモニター SNSで発信、非公開部分なども散策

藤田記念庭園洋館の裏側を散策するツアー客

藤田記念庭園洋館の裏側を散策するツアー客

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 弘前市内の近代建築を巡るモニターツアー企画「てくてく建築in弘前」が10月8日・9日、行われた。主催は弘前市と弘前観光コンベンション協会。

青森銀行記念館の塔屋から手を振る参加者

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 青森銀行記念館や旧弘前市立図書館など、2日間で10カ所の近代建築を回った同企画。案内人は東京在住でツイッターアカウント・藤沢うるうさん。藤沢さんによると今年2月、自身が作成した弘前市内19カ所にある建築物を紹介した地図がツイッター上で話題を集めたことから今回の企画に声が掛かったという。

 参加した6人は、50人の応募の中から選ばれた。全員県外在住者。中には弘前を初めて訪れた人がいたほか、19歳の参加者もいたという。

 ツアー中は、参加者が自由に撮影した写真などをハッシュタグ「弘前てくてく建築」で投稿。藤沢さんは「想定以上にさまざまな投稿があり、びっくりした。目の付け所も参加者によって異なり、タイムラインを見るだけで楽しめる」と話す。

 ツアーでは、普段一般公開していない青森銀行記念館の塔屋部分、弘前市役所内の地下や屋上、議場などにも入った。「ツアー商品として展開するのであれば、普段では見られないような場所に入れるという付加価値は必要だった」と藤沢さん。

 2日間のツアーを終え、参加者からは「建築好きじゃなくても楽しめるのでは」「情報がしっかり発信できていない」といったさまざまな意見があった。藤沢さんは「県庁所在地以外の都市で弘前のようにさまざまな時代の建築物が残っていることは全国でも珍しい。徒歩で巡れる範囲に集まっているということも魅力の一つ」と話す。

 弘前市ではモニターツアーを今回を含めて全4回行い、「江戸建築巡り」「前川國男建築巡り」「寺社仏閣建築巡り」などをテーマにする。旅行商品として販売する展開も視野に入れているという。

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