弘前の上土手エリアに「カラダを整える専門店ボディスイッチ」(弘前市土手町、TEL 0172-30-9071)が4月30日、オープンした。
体の不調を改善する「コンディショニング」や「ピラティス」のレッスンを提供する同店。理学療法士の佐藤卓哉さんと優子さん夫婦が始め、「コンディショニング」と「オーダーメイドインソール」は卓哉さん、「ピラティス」は優子さんが担当する。
卓哉さんは弘前南高校出身で野球部に所属。肩に不調を感じながらも大学まで野球は続けたが、自身の経験から、体に痛みがあるスポーツ選手を少しでも減らしたいと理学療法の道に進んだという。
大学卒業後は関東圏で総合病院や整形外科医院に勤める傍ら、大学野球部の「コンディショニング」やプロ野球を中心にトップアスリートの体を診る整体師の元で経験を積んだ。「トップアスリートでも一般の人でも体は同じ。日々のパフォーマンスをよくするためにも、不調があれば、整えることが大切」と佐藤さん。
優子さんは秋田・能代出身で高校まではソフトボール選手だった。高校卒業後はスポーツトレーナーの専門学校に進み、理学療法士として整形外科で12年勤務。先輩からの勧めで始めたピラティスはリハビリ業務にも生かそうと、ピラティスインストラクターPLC1-4資格を取得した。卓哉さんとは勉強会で知り合い、結婚。2人は昨年10月に神奈川から移住した。
出店は土手町と決めていた。店舗面積は約17坪。ロッカールームと施術室、オーダーメードのインソール(足底板)を作成するためのウオーキングスペースを店内に設置した。「『入谷式足底板』という工法で、体全体の姿勢や歩き方を調べてから作る。インソールを替えるだけで、痛みや動きが改善することもある」と卓哉さん。
メニューの「コンディショニング」(25分=4,400円)は電話・ネット予約優先。卓哉さんは「コンディショニングは個人の生活スタイルや環境、体の状態などをヒアリングし、それぞれにあったアドバイスをする」と話す。
「ピラティス」はプライベートレッスン(25分=4,400円、55分=7,700円)、グループレッスン(55分=2,000円)、オンライングループレッスン(55分=1,000円)など。グループレッスンは、時間指定で最大6人までの参加に対応する。約10種のレッスン内容を用意し、ピラティス専用マシン「リフォーマー」「キャデラック」も近日導入予定という。学生は全料金半額となる。
卓哉さんは「痛くなるまで我慢するのではなく、不調を感じたら気軽に立ち寄ってもらえるような店にしたい」と話す。
営業時間は9時~19時。木曜、祝日定休。