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弘前の桜ミクタクシー、営業4年目へ ドライバーが自腹で車内装飾

桜ミクタクシーとドライバーの清野志穂さん

桜ミクタクシーとドライバーの清野志穂さん

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 北星交通(弘前市茂森新町、TEL 0172-33-333)の「桜ミクタクシー」が、今年で営業を始めて4年目を迎える。

フィギュアや人形を設置した桜ミクタクシーの車内

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 桜ミクタクシーは、バーチャル・シンガー「初音ミク」さんから派生したキャラクター「桜ミク」が弘前さくらまつりの公式応援キャラクターになった2019(平成31)年から始めた。イラストレーター・nekosumi(ねこすみ)さんのイラストをラッピングしたタクシーとなる。

 スタート当初は同社の女性ドライバーグループ「桜こまち」が平日の運転を持ち回りで担当していたが、昨年より同チームの清野志穂さんがメインの担当者となった。清野さんは「桜ミクのことは知らなかった」と話す。

 清野さんによると、県外からのファンがリピートしてくれたり、桜ミクとコラボした弘前の町並みを喜んでもらったりする姿を見て、何かもっとできることはないかと考えるようになったという。「指定配車が可能で、運賃とは別に1,000円の指定料金が発生する。それでも利用してくれるファンが喜んでもらえることをしたかった」と清野さん。

 弘前さくらまつりの開幕に合わせて清野さんは車内に、桜ミクのフィギュアや人形を設置した。桜の造花やピンクの敷布などを置いたほか、桜ミクのイラストが入ったガイドマップやグッズを置くようにした。清野さんは「会社の許可をもらって全て自分で用意した。まだまだ増やす予定で、夜間の担当者には事後報告だった」と笑顔を見せる。

 「桜ミクについては勉強中」という清野さん。ファンから教えられることがたくさんあり、車内で何をしたら喜んでくれるかファンに質問しているという。「ファンの人たちはやさしい人ばかりで、親身になって相談にも乗ってくれる。弘前ではまだ桜ミクを知らない人もいるので、私自身が桜ミクのファンになって弘前の人たちに伝えていきたい」と話す。「毎年来てもらいたいから来年はコスプレできるようにしたい」とも。

 4月22日はメンテナンスのため、桜ミクタクシーは休業するが、弘前さくらまつり期間中は24時間営業を行う予定。

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